14/08/21 9nine武道館
2014/08/21
「9nine Dream Live in 武道館」
http://www.lespros.co.jp/special/9nine/budokan/
@日本武道館
9年目の9nine、夢の武道館公演
メンバーにとってもファンにとっても夢の舞台
たくさんのファンと共に見届けることが出来てよかった
過去最高のライブ
9nineにハマりはじめたのは1年半ほど前からです、思えばたくさんのイベントやらライブに足を運びました
川島海荷というビッグネームがある反面、9nineとしてはまだまだなグループ
小さいイベント会場やホールレベルでも完売しないワンマンライブ
9年目にしてやっと過去最大の舞台、夢の日本武道館でワンマンライブを開催、成功をおさめることができました
9年のうちたったの1年半しかみてはいないですが、何度も何度も感動して泣きました
「夢」というこの舞台に相応しい最高のパフォーマンス、そしてライブ演出で盛り上げてくれました
9nineはアイドルか?アーティストか?
メジャーデビュー以降の2ndアルバム「CUE」と3rdアルバム「MAGI9 PLAYLAND」で所謂「路線変更」したと言っても過言ではないと思います
それまでの9nineはアニメ「STAR DRIVER」のタイアップ曲である「Cross Over」「SHINING☆STAR」「colorful」をはじめ、カワイイを体現する正統派アイドルだと感じていました
しかし、2013年6月発売の「Evolution No.9」から9nineの楽曲はEDMとなりました
この「Evolution No.9」以降のシングルを含めた最新アルバムが「MAGI9 PLAYLAND」となり、このアルバムの収録楽曲は全てEDM楽曲となっています
楽曲だけではなく、次第に一般的なアイドルの自己紹介時に代表されるようなのファンとかけ声のやり取りや「9ポーズ」と呼ばれる代表的な9nineを表すポーズも行わなくなりました
今年は東京アイドルフェスティバルをはじめアイドルイベントへの参加が少なくなり、「アイドル」から「アーティスト」というポジションを意図的に目指しているように感じました
「路線変更します」といった説明が行われたわけでもなく、徐々に変化が表れていき、中には困惑し追うことを辞めてしまったファンもいたかと思います
自分にとっては、ちょうどハマりはじめて数ヶ月後に「Evolution No.9」が発売され、寧ろこういったEDM楽曲が大好きでますます好きになってハマっていったことを覚えています
つまりは、9nineのファン層に多様な人種が集まっていると捉えることができます
「アイドル」としての9nineを求めている人、「アーティスト」としての9nineを求めている人
最近のEDMな9nineがあまり好きでない人、逆にアイドルらしい過去曲な9nineがあまり好きでない人
かわいさを求めてる人、カッコ良さを求めている人
変化に捕われず純粋に9nineが大好きな人
こうしていろんなファン層ができてしまっていると感じています
こうした状況では公演によっては全ての客が100%の満足を得られるのは難しいことであり、仕方のないことだと思います
ただ、、今回の武道館公演はこんな様々なファン層に非常に高い満足度を与えてくれた完成されたライブでした
9nineをアイドルとしてみてる人もいればアーティストとしてみてる人もいる 9nine=スタドラ曲って人もいればEDM楽曲って人もいる 全部ひっくるめて9nineが好きな人もいれば、そうでない人もいる でも今日は全ての9nineファンに高い満足度を与えてくれた良いライブだった
— じゅんす (@jxhunth) 2014, 8月 21
自分は、最近のEDM楽曲群が大好き、重低音が体に響くあの快感 だけどキョンシー以降のファンだからスタドラ曲にたいした思い入れもないし正直そこまで沸かない、もちろん大切な曲だってことはわかる そういう人って多いと思う、特に最近ファンになった人は
— じゅんす (@jxhunth) 2014, 8月 21
だから、気持ちの上り下がり、飽きを感じはじめてしまうところ、そういうモチベーションの上り下がりのリズムが終始あったのは否めない でもこの多種多様なファンを満足させるには最適なセットリストの組み方だったと思うし、平均的な満足度は高い、そんな上手く考えられた完成された公演だと思う
— じゅんす (@jxhunth) 2014, 8月 21
人によっては今のやり方にモヤモヤを感じていたかもしれない
しかしそんな人たちにも答えをだしてくれたライブであり、迷わずこれからも推し続けられる道を示してくれたライブだったと思います
9nineはアイドルでもアーティストでもない、9nineは9nineなんだ、そんな答えがあったのかなと感じます
セットリスト
01. With You / With Me (album ver.)
02. out of the blue
03. Evolution No.9
04. THE MAGI9AL FES.
05. #girls
06. Forget-U-not
07. LOVE VAMPAIRE
08. (Luv=)0 or H8?
09. ATASHI≒WATASHI
10. 白い華
11. Sky
12. ヒカリノカゲ
13. Cross Over
14. 流星のくちづけ
15. ALGORITHM+LOVE
16. モノクロ
17. NeXT to FUTURE
18. 9uestions
19. Re:
20. 少女トラベラー
21. 困惑コンフューズ
EN01. 9nine o’clock
EN02. Party9
EN03. colorful
EN04. つづくつづく…
WEN01. SHINING☆STAR
序盤
個人的に1曲目は「Re:」ではじまるのを期待していてそうであって欲しかったですが、「With You / With Me (album ver.)」にはじまり、最新曲を中心に一気に攻めるセットリストでした
EDM楽曲群はライブ専用にバランスを変えていることもあり、一気にテンションも上がり、すごく盛り上がりました
前回の中野公演「9nine Wonder Live in サンプラザ」がとても優れたライブ演出を行っており、それに感動した自分にとっては今回の武道館公演でもこのライブ演出の部分にとても期待していました
武道館という大きな会場に煌めくたくさんのサイリウム、これだけで既にやられていましたが、一番涙したところを「Forget-U-not」でした
一番好きだったとこ、Forget-U-not 引き込むようなステージセット、あのキラキラした電飾の星空 泣いた、感動した、魅せられた 中野の時もそうだけど、楽曲を際立たせるああいう演出効果が大好き
— じゅんす (@jxhunth) 2014, 8月 21
前回の中野公演でいうライブ演出は巨大なシースルースクリーンに映像を投影し、9nineのパフォーマンスと連動し、カッコ良い先進的なライブ演出でした
今回はステージから天井まで多くの電飾が貼られ、ビジョン映像にもリアルタイムでCGを乗せ、前回のそれとまでは行きませんが、下手に主張せずライブを盛り上げる大きな要因の1つとなり、感動を与えてくれました
映像や照明などの演出が演者のパフォーマンスを際立たせ、より多くの感動を与えてくれる
ライブ演出は自分にとって9nineに期待しているところの1つでもあります
中盤
ミニライブや9nineが外に出て行くイベントでも最近の楽曲披露が多かったため、あの過去曲はやるのか?といった懸念もありました
そんな中でのまさかの「白い華」「Sky」「ヒカリノカゲ」と現5人体制になる以前の曲を披露し、当時から応援していたファンの胸を熱くし、次いで5人体制最初の曲である「Cross Over」で会場中が一気にヒートアップしました
序盤が今の9nineだとしたら、中盤は過去の9nineでしょう
路線変更とはいえ、過去を捨てたわけではない
昔があってこそいまがある
全体を通してもそれを感じたライブでした
終盤
今回のライブで「MAGI9 PLAYLAND」から初披露の曲も数曲あり、中でも一番見たかった「NeXT to FUTURE」をやってくれたのは嬉しかったですが、、ちょっと微妙な振付でした…w
そして一気に空気が変わる「Re:」これもセトリの組み方次第で映え方が全く違うので大好きな曲です
正直なことを言えば、序盤は異常に盛り上がったものの、中盤以降はモチベーションが上り下がりしていました
これが最初に述べたファン層の違いであり、自分はメジャーデビュー以降は全楽曲頭に入っているし、メンバーが大事にしている曲も理解しています
好きな曲もありますが全ての曲で等しく沸けるわけでもなく、この終盤でまさかのモチベ失速していましたw
もう少し上手いセットリストの組み方があったかな?とさえ感じています
ただ、もうそれは人それぞれになってしまうので何が至高というのはないと思います
アンコール
9nineのYouTube番組の「9ch」から「9nine o’clock」をやることがまさかのネタバレしてしまっていたのでいつくるんだろう?とずっと思ってる中、本編が終了してしまったので、アンコール開け1発目にくるな…と予想通りの展開になってしまいましたw
この「9nine o’clock」は9nineの自己紹介ソングなのですが、路線変更を臭わせてから最近ではほとんど披露しなくなってしまっていたのでかなり楽しみでした
実際、この曲をパフォーマンスしている9nineメンバーと全力でコールしている自分たちファンの姿は昔のそれと何も変わっていない懐かしくも変わりない「9nine o’clock」でした
個人的にはこの曲をやってくれたことがすごく嬉しかったです
最近のライブで締めの曲として定番化してしまっている「つづくつづく…」も同じように予想通りの展開でした…今度のツアーくらいからは変えていった方がいいと思ってます…
アンコール披露が終わりサクっとはけてしまったメンバーw
これはもう1曲来るな、と「SHINING☆STAR 」でライブは締めくくりました
言いにくい話、前述したこともあり「スタドラ曲」至高派でもなんでもないんですよね…w
もちろん大事な曲ということは理解しています
それでも楽しく締めくくれたと思います…w
ステージプランと動員数
現実的な話をすると、「武道半」とまでは言いませんが、正直なところそれに近い形のステージプランでした
1万人動員と報じられていますが、そんなに居たかな…といった印象です
見たところ天空席まで埋まっていますが、空き席もありました
アリーナも正直座席少ないな…と思ってしまいました
武道館でのライブは過去に3回だけ見たことがあります
中でも超満員だったのは2013年モーニング娘。の秋ツアー最終公演でした
数年振りの武道館公演ということでファンの熱気も凄まじく、2Fスタンド最後方に立ち見が設けられるほどでした
そこと比べてしまうと…感じることも多いです
9nine武道館は当日券販売もアナウンスされており、完売の報せは聞かなかったのでおそらく最終的にも余ってしまったのだと思います
今年はたくさんのアイドルが武道館公演を行いましたが、動員数やチケット販売成績で比べると下から数えた方が早いところに位置してしまったかもしれません
客層
今回驚いたことの1つがこの客層です
アイドルオタクとは思えないかわいい女の子や子供たちの比率がかなり多く、ハロプロの高い女性率に負けず劣らずでした
それとは別に、かなりの数の芸能関係者や芸能活動をしている人間が来場していたように思います
明らかになにか活動をしているであろうビジュアルのレベルが違う人に何度もすれ違いましたし、SNSでの参戦報告などから多くの芸能関係者が来場していました
上述の販売成績のことからも、おそらく関係者にチケットを配りまくったのだと思っていますw
9nineに対しての想い
9nineはライブ内容はとてもレベルの高いものでメンバー自身の魅力値もとても高く、もちろんパフォーマンススキルも高いものを持っています
それ故、現在の人気・注目度を鑑みると、集客やマーケティングのやり方など運営サイドに課題が多くあるのではないかなと、運営批判を展開するつもりはないですが常々思っていますw
いくつかのアイドルを追っている中でも、ちょっと残念だなと思うことがしばしばあります…
文中にも述べましたが、自分は9nineのライブ演出を高く評価しています
中野サンプラザでのライブ演出は素晴らしい体験をもたらしてくれました
今回過去最大の会場であり、会場規模の面で考えると、ホールレベルまでの会場の方が中野公演のような映像を駆使したライブ体験を実現しやすいのではないかと思ってしまいました
演出効果の有効範囲や予算的にも創りやすいのではないか、距離的にも観客に届く限界なのではないか、と見ていて思ってしまいました
また現在のEDM路線で盛り上がるにもガッツリダンスのノンストップライブやDJを向かえてのリアルタイムミックスだったりと、そういった方面を期待してしまっています
大きな会場でも可能なことですが、ライブハウスレベルで盛り上がりたい、会場中で音にノリたいという思いもあります
多くのアイドルイベントに足を運んでいますが、アイドルは最前、つまり近さこそ至高の体験だと思っています
ただ、前回も今回もそこまで近い位置ではなかったですが、もっと前に行きたいとは思いませんでした
会場全体を使った映像体験に浸る距離としてちょうど良い位置だったからです
つまりは自分は9nineに対して、アイドルではなくアーティストとしての9nineを求めてしまっています
それが今回の公演後にハッキリと認識しました
そこまで逢いたい欲がなくなってしまったのです…
他界とは違う、距離を少し離そうかなと思ってしまいました…
もちろんライブは過去最高のものでとても楽しく感動の夢の武道館ライブでした
ただ、最近感じはじめていたこの想い、もしかしたらこの武道館をいい機会にして距離を離してもいいかなと公演前で既に思いはじめていました
一番頻度良く逢えていたアイドル、近い距離で話すことも何度もあったアイドル、そんな彼女たちがこの武道館のステージに立った時、それはそれは感動しました
言ってしまえば、個人的には良い意味での期待を裏切るような公演内容ではなく、次のステップへの予想が思い通り発表され、大きな目標の明示もなく、、今後の9nineへのワクワクや期待をあまり感じられなくなってしまったのが要因の1つだと思います
追い方、それを少し変えていこう、そう思った公演でした…
まとめ
長々といろいろ書いてますが、要は、夢の舞台に相応しい素晴らしい内容のライブだったということです
そして、武道館のビジョンに映る海荷ちゃん、それはそれは美しくキレイで、もしかしたらいま追っている多くのアイドルさんの中で一番美しい存在なのでは!?…と思いましたw
9nine至上最大にして最高の夢のライブ
いろんな想いを持ち集ったファンが、思い思いに楽しみ、涙し、晴れ晴れした気持ちで会場を後にできたライブ
そしてやっぱ9nineダナーを思わせてくれたライブ
実際自分は違いますが…w
そんな満足度の高いライブでした!
武道館アンコールなう! #9nine武道館 pic.twitter.com/0g7dCRwxql
— 吉井 香奈恵(9nine) (@lespros_kanae) 2014, 8月 21